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2002年06月28日

俺と妻

デパートへ行った。妻と行った。
本屋のエロ本コーナーの前まで来て俺は叫んだ。

「エロ本だあああああ!!!」

一緒に買い物に来ていた妻は

「やめて!恥ずかしい!」

と言って俺を止めようとした。しかし、俺は止められるのが大嫌いだから言ってやった。

「こいつが俺の妻だあああ!!!そして俺はエロ本が好きだああああ!!!」

妻の右手をわしづかみにして言っていたので妻は暴れたが逃げられなかった。

他の客たちが俺達の方をいっせいに見た。
エロ本好きの夫とその妻。
そんな視線が俺達に突き刺さった。妻は絶叫した。

「やめてええええ!!!!ちがうわ!!あたしはちがうわあああ!!!」

俺は叫ぶ妻の口を抑えつけ叫んだ。

「俺はエロ本が大大大大大好きだあああああ!!!そしてこの女は俺の妻だああああ!!」

とりあえず、今日、この場にいた者は俺がエロ本が大好きなことと、
その妻がこの女であることはわかっただろう。

家に帰った。帰り道、一言も口を聞かず、妻は下を向いたままだった。
家に着くと、妻は言った。

「この街もそろそろ出ていかないといけないわね。」

俺はウイスキーをあおりながら静かにうなずいた。
俺達は街から街へと転々と移り住んできた。
この街はいくつめの街だったか・・・覚えていねえ。
だが、俺にはお前がいるからいいんだ。と妻に言おうと思ったがやめた。調子に乗るからだ。

「言いたいことがあるなら言いなさいよ。」

妻はそんな俺の気持ちを察してそう言った。
俺はなんとなく頭に来たので、無言で妻に近寄り、コブラツイストを決めた。
二人とも無言で真顔だったので部屋中ほんとに静かで
妻が締め上げられる音だけがキリキリと部屋中に響いた。

俺達はそんな夫婦だ。文句があるなら言ってくれ。

投稿者 hospital : 2002年06月28日 14:47