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2002年07月28日

幸子の青春日記 6月25日

桃子先生が目当てで毎日昼休みになると保健室は男子生徒で一杯。今日なんて、あのケンジさえも鼻の下をデレ~と伸ばしてたんだから。もう。知らない。桃子先生はすっごくセクシーだし、優しいし、それでいて、辺に冷たいところもあるの。だから男子生徒達は桃子先生に釘づけなの。桃子先生は何食わぬ顔なんだけどね。アタシはあんまり好きになれない。

このあいだ、桃子先生に恋の相談したの。アタシ、ケンジの事が好きだから。友達に言うと、『どこがいいの?あんなのガキじゃん。』とか言われるんだけどなんかね。昔から知ってるし、そういう馬鹿なところが好きなんだな。桃子先生にそのこと話したら、にっこり笑って

「いいじゃない。今のうちにたくさん恋をしておきなさい。」

 って言ったの。アタシその言葉を聞いてすっごく勇気が出て、告白することにしたのよ。

 放課後、ケンジが来るの待ってたんだけど。なかなか来ない。サッカー部だし、帰りは遅いんだよね。そのくせ自転車こぐのはすごい早いから、気を抜くと見逃しちゃいそう・・・あ。来た。あれ?自転車押してる・・・。女の人と一緒だ。誰だろう・・・桃子先生だ。なんで?桃子先生は帰り道、逆のはずなのに。なんかすごく親しそう。ケンジも嬉しそうだし。アタシ、すっごく悲しくなって涙があふれたの。

 家に帰ってご飯も食べず部屋にこもって、また泣いたわ。落ちこんだ時は、最初、暗い音楽聴いてその後、明るい音楽聞くと効果的って聞いたことあるから虎舞竜きいた。そんでその後、レッチリ聞いた。少し元気になったけどやっぱり悲しかった。

 次の日、学校へ行ったら校門のところで桃子先生に会った。桃子先生はアタシに

「おはよう。」

 って言ったけど、あたし睨み返しちゃった。そんなつもりなかったんだけど自然に睨み返しちゃったの。ケンジはあいかわらず教室でもサッカーボール蹴って、学級委員の明美にひっぱたかれてた。やっぱりアタシ、ケンジが好きだ。

 その日の放課後、なんか気が抜けちゃってのんびり帰っていたら、後ろからケンジが走ってきて言ったのよ。

「お前、俺のこと好きなの?」

 突然のことだったからアタシ、なんにも答えられなくて顔赤くなっちゃった。そしたら

「俺も結構好きだよ・・。」

 なんてケンジも顔を赤くしたのよ。そしたら夕暮れ時だから西の空も赤かったのよ。更に信号も赤だったもんで、道路の真ん中にいたあたし達は仲良く車にひかれちゃったわけ。

 目が覚めたらベッドの上。あたしたち保健室にいたのね。となりのベッドにはケンジが寝てたわ。目を覚ましたアタシに桃子先生はVサインを見せながら笑った。桃子先生がケンジに言ってくれたんだ。照れ屋のアタシのこと気使って。すっごく嬉しかったし、桃子先生すごいなって思った。

 そんな桃子先生も、もうすぐ結婚です。相手は大学の時の同級生なんだって。それを聞いたケンジは号泣してたの。でも、アタシはケンジの本当の気持ちわかってるんだから。でも・・・・今日、ケンジは朝からずっと泣き通し。ちょっと疑わしくなってきて

「ちょっと。アタシと桃子先生どっちが好きなのよ。」

 って聞いてみたの。そしたら

「桃子先生に決まってるだろ。」

だって。もう!知らない!!やっぱり桃子先生なんて大嫌い!!

投稿者 hospital : 2002年07月28日 14:51