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2002年10月07日

メタルバンドな生き方

母がメタルバンドをはじめた。近所のおばさん達を説得して結成したらしい。
息子としてこれを放っておくことは出来なかった。
しかし母の決意が本物だとしたら、止めることが良いことなのかどうかもわからない。
その辺の所を今回インタビュー形式で露にしたい。

― 今回メタルバンド結成ということですがどのような経緯か聞かせてもらえますか。

母 「そうですね。自分たちとしてはメタルバンドってイメージは持ってません。
   私達自身メタルがそれほど好きじゃない(笑)でもあんまり軽い音もやりたくないね。
   という話になって。あとドラム担当の木村さんの夫がダンプ転がしてるっていう(笑)
   重さが出てるとしたらその辺からかなって気がします。」

― 軽い音と言いますと?

母 「ルクプルですよね。」
木村さん(以下:木) 「イエーイ!」(ビールを持ちながら)
母 「(笑)例えばギターの山下さんなんて4時になると必ず幼稚園に息子迎えに行くっていう。
   ベースの高梨さんなんて毎朝4時起きで夫の弁当作ってるっていう(笑)
   それでルクプルはできないだろっていう話になりましたね。」

― わかりました。曲の方は誰が書いているのですか。

母 「基本的にわたしです。わたしがリフと簡単なメロをつくって、そこからみんなで
   演奏しながら膨らませていくって感じですね。スタジオ(高梨さんちのガレージ)
   入りしてからが本番って感じで。その時が一番楽しいよね。」
木 「そうだね。音楽ありきっていうか(笑)」

― そうですか。わかりました。今後どのような活動をしていきたいと思っていますか。

母 「それは売れたいかどうかってこと?」

― そういうことですかね。

(一同爆笑)

木 「ファック!」
母 「(笑)売れたいっていう気持ちはありません。何よりも曲をつくって演奏することが大事。
   スタジオ(高梨さんちのガレージ)から誇り高い気持ちで出てこれるかっていう。それだけ。」
木 「その通り。」
高梨さん(以下:高) 「この雑誌クールだね。」(本人持参のロッキンオン9月号をめくりながら)

― そうですか。わかりました。今日はありがとうございました。

母 「それは現在のロックシーンについてどう思うかってこと?」

― いえ。聞いてませんけど。

母 「そうですね。自分たちが現在のロックシーンにおいてどういうポジションにあるのかってこと
   はあまり考えていません。でも少なくとも若い・・・うーん。そうだな。スーパ―カーとか(笑)
   ああいうこれからの世代のお手本というか、『道』みたいなものは作ってあげたいなって気が
   します。」

― わかりました。がんばってください。

母 「どうも。」
木 「サンキュ。」
高 「この写真かわいいじゃん。」(本人持参のロッキンオン9月号をめくりながら)

母達の目は輝いていた。
真剣な母達の目を見ていたらどうしても止めることが出来なかった。
飽きてくれるのを待つしかないのかもしれない。
また時期を見てインタビューしてみようと思う。

投稿者 hospital : 2002年10月07日 10:02