« If もしも | メイン | リング »

2002年11月26日

戯曲に挑戦

登場人物:街角でばったり再開した同窓生の男二人、片方は女連れ。


「やあ、攻めマッチョ。ひさしぶりじゃあないか、元気してたかこいつぅ。」
「げ、斉藤じゃないか。」
「攻めマッチョ、最近連絡くれないと思ってたら女連れか?」
「そ・・・その”セメマッチョ”っての、やめてくれないか・・・。学生時代のあだ名だろ・・・。」
「だって、おまえ。攻めに攻めまくるマッチョということで有名だったじゃないか。がはははは。俺を攻めてくれーーー。」
「ちょ・・・ちょちょちょ・・・、恵子さん。こいつ頭がちょっと弱い奴なんですよ。気にしないでください・・・」
「そちらの方、セメマッチョもこれでなかなか攻めに攻める男なので一つ宜しく攻められてやってください。がはははは。」
「さ、ささ、恵子さん、こんな奴相手にしないで食事に行きましょう。」
「おーい、攻めマッチョー。攻めマッチョやーーーい。」
「や、ややや、やめてくれ。人前で恥ずかしいじゃないか、お前・・・。」
「俺は・・・俺は・・・悲しい。昔はあんなにアグレッシブだった攻めマッチョが今や女にうつつを抜かしているとは・・・。」
「人聞きが悪いな・・・、うつつを抜かしたっていいじゃないか。」
「いんや、許さん。」
「頼む、斉藤。一生のお願いだ。恵子さんに愛想つかされたら、俺生きていけないんだ。」
「攻めマッチョよ・・・。俺は悲しい。お前はいつからそんな弱虫になってしまったんだ・・・。」
「頼む!」
「いやだ!」
「ド・・・どうすればいいんだ・・・。」
「そちらの方!攻めマッチョの連れの女性の方!!」
「ま、ままま、待ってくれ・・・。」
「攻めマッチョの彼女の方!略して攻めマッチョ女!」
「略すな!頼む!斉藤!」
「いいですか!攻めマッチョは攻めていないと寂しくて死んでしまうんです!」
「なんだそりゃ!この野郎!ぶっ殺すぞお前!」
「・・・・・・。」
「???」
「俺は・・・・嬉しい・・・・。攻めマッチョが俺を攻めてくれた。それだけで俺は・・・うれしい。」
「お前はどんなテンションだ。何なんだお前は。」
「俺はな、只、攻めマッチョに攻められたかっただけなんだ。許してくれ、攻めマッチョ。」
「わかったわかった。気が済んだか。もう、俺たちは行くからな。じゃあな。」
「がんばれーーー、攻めマッチョの未来は明るい!」
「け・・・恵子さん。ささ、行きましょう。本当にごめんなさい。」
「・・・いいえ・・。伊藤さんて、アグレッシブな方だったんですね。」
「いや、あいつ気が違っちゃっただけです・・・。気にしないでください。」
「せーめーまっちょーーーーーーーー♪せめまっちょーーー♪セメセメセメセメ攻めまっちょーーーー♪(攻めマッチョのテーマ)」
「・・・・なんだか、お歌を歌ってらっしゃいますね・・・。」
「あいつは・・・。」
「地球の地軸がずれたとき♪きっとアイツは現われる♪その名は!その名は!セメ、セメセメ攻めマッチョ~♪」
「・・・・・。」
「さようなら・・・・・。」
「け・・・恵子さーーーん!」

投稿者 hospital : 2002年11月26日 15:10