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2003年01月20日

センター問い合わせ

明子は電車から降りると、携帯を取りだし「センター問い合わせ」をした。
でも、メールは着ていなかった。

駅を出ると外は雨。駅前のコンビ二で、パックの烏龍茶を買った。
その後は、ビデオ屋に入り、

『コヨーテ・アグリー』

を借りた。若い女のサクセスストーリー。
明子は元気が出そうな映画を見て、素直に元気を出すタイプだ。
ビデオ屋からでると、カバンから折り畳み傘を取り出した。

明子はまたカバンから携帯を取り出して、センター問い合わせをしてみた。
でも、メールは着ていない。

はぁ。とため息をついた瞬間。携帯がブルブルと震えた。着信だ。

携帯に文字が。

『新着メールあり』

やった。明子はそう思ったが、よく見てみると、

『新春おめでとう』

と書いてある。おかしい。携帯が鳴ってそのままメールが表示されるわけはない。
明子はよくわからず携帯のボタンを色々押してみた。
すると、また携帯がブルブルと振るえた。今度こそ着信だ。

しかし、表示画面に出た文字は『新着メールあり』ではなく、

『やめてよ。くすぐったいよ。』

だった。メールがどうのこうのよりも、馴れ馴れしく、しかも甘ったれた言葉に嫌気がさした。

「なんだっていうの?」

明子はそうつぶやいて、また携帯のボタンを色々押してみた。

『やめてよ。僕だよ。』


例えば、この話のここからの展開は、携帯が明子に話しかけていると進むのがこれまでの散文の書き方のように思う。まあ、それでは単純だということで更に一ひねりか二ひねり加えただろうが。しかし、今回は我ながら書いていて嫌気がさした。携帯が話しかけてくるわけないし、こんな女に感情移入も出来ない。というわけで思いきって方向転換をしてみることにした。

明子はメジャーリーグを目指すことにした。

メジャーリーグという時点でその後、どう進んでも面白さに限界が見える。たかが野球。ボール投げて打ってそれを見て何が面白いのか俺にはわからない。何がゴジラ松井だ。死んでしまえ。俺は胸を張って言える。

松井なんて死んでしまえ。

いつかニューヨークへ行ったら思いっきり遊びたい。ニューヨーカーに負けないくらいオシャレをしてショッピングをして、建築巡りをして夜はジャズクラブヘ行き、酒を頑張って飲み、というか行くまでには2杯飲んでも吐かないくらいにはなっておきたい。ああ。まんこ。ままままんこ。

投稿者 hospital : 2003年01月20日 08:01