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2003年01月31日

不満足戦隊

手:「乙武レンジャー、手!手を使って武器を持つぞ!」
足:「乙武レンジャー、足!軽快なステップで敵を倒すぞ!」
胴:「乙武レンジャー、胴!胴はみんなをくっつけるんだ!」
頭:「乙武レンジャー、頭!頭が無けりゃ考えられないぞ!!」
盲腸:「乙武レンジャー、盲腸!特に意味はないの!」

ここは不満足戦隊乙武レンジャーが集う要塞。
いつも五体仲良く、邪悪から市民を守る。それが不満足戦隊乙武レンジャーの使命だ。
しかし、この日ばかりはなんだか様子がちょっと変。


頭:「俺・・・思うんだけどさ、なんか最近の俺ら違うような気がする」
胴:「な、なんだよ突然改まって?」(胴が喋るとお腹がくねくねして気持ちが悪いのだ!)
頭:「昔はさ、よかったよ?五体そろって乙武レンジャー!とかいってさ、すごい素敵だったと今でも思ってる。けどさ?最近、なんか違和感感じないか?」
盲腸:「ごめんなさい・・・私のことをいってるんでしょ?、いいの、わかってるの。私って意味がないもの・・・」
手:「盲腸!そんなに自分を卑下するなって!こら!頭!お前ひどすぎるぞ!俺らは五体揃って乙武レンジャーじゃないか!」
足:「タッタッタッタッタッタッタ」(走っている音なのだ!)


この日を境に乙武レンジャー内には微妙な空気が流れ始めた。
悪の手下と闘っている時も、それまでに見られた軽妙なチームプレーが鳴りを潜め、各々思い思いの動きをとるようになってしまったから、毎度の苦戦を強いられた。


頭:「ちくしょう!今は走るところじゃないだろ!」
手:「ああああ・・・ちょっとちょっと!乙武ボンバー(顔面が敵をめがけて飛んでいく技)をやるときは胴は動くなって!」


そんなある日。五体の不満足は沸点に達し、邪悪の手下に完敗してしまった。
かくして、五体の間の溝は決定的となり、永遠に離れ離れとなったのだった。

おしまい。

投稿者 hospital : 2003年01月31日 08:09