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2003年02月21日

ガードレール

「俺、今日からガードレールだから」
「は?」

「今日、俺は、ガードレールになりました宣言をするから」
「・・・・・」
「こするなよ」
「こすらねーし。何なんだ、一体」
「あのな、人間のな、衝動の原因は全て性欲なんだ」
「は?じゃあ、お前がガードレールなのも、性欲のせいなのかよ」
「んなわけ・・・・ねえだろっ!思わず突っ込んじゃったよ」
「なんなんだ、お前は」
「ガードレールだ。今日からな」
「・・・」
「こするなよ」
「こすらねーし」
「ボードレールだ」
「詩人だし」
「もとい、ガードレールだ」
「あのさー、お前の勝手だからさ、何にでもなるのはいいけどよ・・・、いつものことだし」
「いつものこととは何だ、お前。本官を侮辱する気か。ドキューンドキューンドキューン」
「おっ、天才バカボンだな?レーレレーノレー♪ってか?」
「・・お前・・・・馬鹿?」
「お前に言われたくないから。お前、ガードレールとか言ってたし」
「俺さあ、昔からさあ、思ってたんだよ・・・」
「ガードレールのことか?」
「いや、お前ってひょっとして馬鹿なんじゃないかって」
「こするぞ、おまえ」
「ごめん。こすらないでけろ」
「で、お前ガードレールになって何するの?」
「何ってお前・・・、団地妻を誘惑だよ」
「なにとぼけたこと言ってんだお前。なんで、団地妻とガードレールが関係あるんだよ」
「ガードするんさ。レールするんさ!!今しか出来ないことをやるしか・・・・ないんさ!!!」
「うん。で?」
「意味を求めちゃいけない」
「わかった。じゃあ、お前は今日からガードレールなんだな。わかったよ」
「こするなよ?」
「うん。こすらない」
「こするなってばぁ・・・」
「わかったわかった」
「こすって」
「なんなんだ、おまえ」

投稿者 hospital : 2003年02月21日 08:20