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2003年07月11日

最後のディスクレビュー10

烏龍茶の飲みすぎかしら。
朝からお腹の調子が悪い。

アタシは少しセンチメンタルな気分になってケンジに電話したくなった。
でも電話したらまた怒られるんだろうな。
そんなことを考えながら携帯画面を眺めていると
携帯が鳴った。

ケンジからだ。

アタシが電話しようとしたのわかったのかな。

アタシはなんだか運命を感じて、少し興奮しながら電話に出た。

「もしもし。」
「あ。お前か。ごめん。間違えた。」

「うん。わかった。」


電話は2秒で終わった。
アタシは今の電話が運命だったのかイタズラ電話だったのかよくわからなくなって

少しだけ涙を出した。

まあいいわ。

そろそろディスクレビューに入るわね。


まず最初はユージニアスの『メリー・クイーン・オブ・スコッツ』。

話変わるけど
昨日、ケンジに「チャーリーズエンジェル見に行こう。」って誘われた。
アタシは嬉しくて早速出かける支度をした。

久しぶりのケンジとのドライブ。アタシ達は映画館を目指した。
20分後、アタシ達がついたのは浅草だった。

どう見ても映画館には見えない建物の前に掲げられた看板には

『チャーリーズエンジェルショー』

と書かれている。

それから1時間。
アタシは、日本人のチャーリーズエンジェル達が裸で踊る様を

溢れ出る涙越しに眺めていた。


お次はティーンネイジファンクラブの『サーティーン』。

至って普通のコード進行に乗せて美しいハーモニーを奏でる彼ら。
何もすることがない日曜日。
アタシはよく何も考えずに彼らの音楽を聴いて過ごす。

そんなのんびりした日曜日。
不思議だけど、ケンジは決まって辺見エミリの話をする。

「俺さ。あんまり辺見エミリ好きじゃないんだよな。」

アタシもよ。


最後はヘイデンの『エブリシング・アイ・ロング・フォー』

なんてことない日常の風景がジャケット写真として使われていて
歌われている内容も色んな人の日常を描いたものが多い。
だけど、彼が淡々と歌い上げる日常はのんびりとした休日とは程遠いものだと思う。

ケンジが『パソコンを掃除してやる。』と言ってマッシュルームカットで現れた時も

同じくらい非日常だった。


気付いた人もいるかも知れないけど今回は「平凡な人々」に注目してみました。

もちろん、こんなに素敵な音楽を作る彼らが平凡だなんて思ったことは一度もない。
でも、確かに彼らは平凡なメロディーを至って平凡に奏でている。
うっかりしてると聞き逃してしまう彼らのメロディー。
でも、ふと耳を澄ましてみると、そこにはとても涼しくて優しい風景が見える。
生活していくうちにどうしようもなく気付かされる自分が平凡だという事実。
でも、それは決して後ろ向きなことじゃない。
彼らの音楽を聴いているとそんな風に思えてくる。

ケンジが3年前から冷蔵庫に張り続けているモーニング娘のステッカーは
普通に見たら少しおかしなことで平凡ではないのかもしれない。
でも、新しいステッカーを張る度に恥ずかしそうにアタシを見るケンジの目はすごく誠実で・

ううん。

やっぱり不気味だわ。


そんなアタシの最後のディスクレビュー。

オーロラ照子の『めおと道』

付き合い始めてすぐの彼が、初めて悩みを打ち明けた日。
思いっきり気持ちを込めてこの歌を歌ってみて。


正々堂々嫌われるのも悪くないわ。


そんな感じかな。

それじゃあまたね。

投稿者 hospital : 2003年07月11日 10:14