« ユニフォーム | メイン | ミカちゃん »

2003年08月07日

最後のディスクレビュー11

変よね。アタシも夏も夏の空も。

あと猫だって変よ。絶対変だわ。

主食がラーメンとガリガリ君になって一ヶ月が経ち
アタシの体は終わってしまった。

最近ケンジは毎晩帰ってくるようになった。
顔色の悪いアタシに「大丈夫か?」という代わりに
「ぶっ殺すぞ。」というケンジ。

先日、友達に「あんたにも問題あるわよ。」と言われた。
そうかもしれない。
アタシがはっきりしないからケンジだってアタシに甘えるんだ。

ふとアタシの財布から3万円抜き取っている最中のケンジと目が合った。
ケンジは照れながらおじきをした。

アタシも照れながら「いいよいいよ。」と身振り手振りで伝えた。


まあいいわ。

そろそろディスクレビューに入るわね。


まず最初はニックケイブ&バッドシーズの「マーダーバラード」
心の底から恨んでいるけど実は心の底で尊敬している人。
そんな人があなたの近くにいるなら
このアルバムをヘッドホーンで大音量で聴きながら洗濯物を大雨の日に干してみて。
少しは気持ちが落ちつくかも。

お次はソニックユースの「イーバル」

昨日は帰りにケーキを買って帰った。それをみたケンジは突然

「俺は甘党だって言っただろ!」

と叫び塩を持って踊り始めた。
踊るケンジがスローモーションに見え始めた頃、床一面が塩でほんのりと白くなっていた。
アタシは床に散らばった塩をかき集めたあと、ほんの少し指をなめてみた。

しょっぱかった。


最後はPJハーヴェイの「ダンスホールアットラウズポイント」。

不思議女。PJハーヴェイ。
彼女に対してアタシは複雑な距離感を保っているように思う。けど


その話はまた今度にするわ。

気づいた人もいると思うけど今回は「お盆な人達」に注目してみました。
まわりに流されることなく自分の歌を歌い続ける彼らの姿勢はすごく攻撃的で時に重く感じる。
自分の中にうち立てた守らなくてはいけないルール。
彼らはひたすらにそれを守り続ける。

ケンジがパチンコで負けないと誓うのとは違う。
生きてく為に、少しでも自分を落ちつかせる為にうち立てるルール。
アタシは彼らの音楽を聞くと「お盆」を思い出す。

黒く静かで安定したルール。誰もが黙って従い、身をゆだねる暗黙のルール。


ケンジが今日つれて帰ってきた女は若く、真面目で美人だった。
一歩も動く余地のない闇よ。悲しみをありがとう。
ケンジが照れながらその女にジュースを差し出していた。
女は「ありがとう」と言って微笑みジュースを口にした。

普通に悲しいわ。


そんなアタシの最後のディスクレビュー。

財津和夫の「哲子の部屋」
ありそうでないそんな題名の歌。

もしいつか街頭で見かけたら裏っ返しにして通り過ぎるか、
人目を気にしながらジャケットにヒビを入れて。

そんな感じかな。

それじゃあまたね。

投稿者 hospital : 2003年08月07日 10:35