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2005年01月31日

俺の素敵な週末

土曜日。
朝7時に起きてシャワーを浴びてシリアルを食べて読書などをしていると電話。
学校の友人。朝から何事だろうと出ると、なんで学校来てないの?といわれる。
完全にクラスがあったことを忘れていた。いまからじゃ間に合いっこない。
仕方ないからのんびりコーヒーをのんだりする。
すると、また電話。さっきの友人。先生まだ来ないよ、とのこと。
クラスの開始時間からもう45分過ぎてるのに。
じゃあ行くよ、と言って急いで家を出る。
学校着く。クラスに入る。先生来てる。知ってる先生。遅刻常習犯の先生。
クラス終わって家に帰る。散文ひとつ書き上げる。
Oから電話がくる。うちの近所にいるとのこと。アパートの前で待つ。
O、自転車に乗って現れる。たったいま、親切な人から無料で頂いたのだという。嬉しそう。
自転車をうちの前に止める。盗まれるから地下の倉庫にでも置いたらいいんじゃないかと俺は言うが、大丈夫大丈夫とOはとりあわない。アーム状の鍵で前のタイヤを細い柱にくくりつけておく。
近所のオーガニックのハンバーガー屋へ行く。
とても美味しい。ただ、肉も野菜もパンもポテトも全てがオーガニックだというのに、ドリンクは全てコカコーラ社製というのは納得がいかない。
サイトディッシュのフレンチフライに加えて、新らしく改良したというフレンチフライをもうひとつ無料でもらう。ソースの種類がたくさんあったので全部試すことにする。8種類くらい机の上に並べる。カラフル。
食べた後、新しいほうのフレンチフライの感想を店長らしき人にきかれる。正直、別にどうってことないと思うが、褒めてみたりする。
Oと今年の抱負などを語り合う。俺の今年の抱負は、「男らしく、大人らしく」。
いった矢先に、店を出てすぐの食器屋のショーウィンドウにあったポップでキッチュな柄の食器たちに目を奪われ、Oに注意される。それは、男らしくない、といわれる。
Oをつれて家に帰り、映画などをみたりする。
Oが煙草を吸いたいというので屋上に行くことにする。
屋上に出てすぐ、足元が凍っていたため転びそうになる。その拍子にドアがしまる。
屋上のドアは外からは開けられないようになっている。であるから、普段はなにかドアにものをはさんでから外に出ることにしている。
しかし、ドアは完全に閉まってしまう。開かない。
すごく困る。同居人はどこかに遊びに行っている。同じアパートに住む友人に電話してみるが出ない。
外はすごく寒い。携帯のバッテリーは切れそう。非常に困る。
非常用のはしごの存在を思い出す。はしごを降りるとすぐ下の階にある俺の部屋の窓へと達することができる。
ただし、わりと危険な行為だ。
俺は俺が転落死したらすごく困るのでOに行かせることにする。
怖い怖いといいながらOがはしごを降りる。上からみてた俺は、Oに向かって唾を吐いてみたいという欲求にかられるが、「大人らしく」という今年の抱負を思い出し我慢する。
Oが俺の部屋の窓の前に到着する。必死になって窓を開けている。
窓が開く。しかし、そこからが問題だ。
窓の内側には鉄柵状の戸がまたある。もしかしてそれに俺は鍵をかけているかもしれない。
神に祈る。すごく寒い。馬鹿げてる。
開いた!と下でOが叫ぶ。上からOが俺の部屋の中へもぐりこむのがみえる。どうみたって泥棒だ。
それで、内側からOに屋上のドアを開けてもらって、部屋に戻ることができる。
それからテレビをみたりビールを飲んだりして結局Oはうちに泊まっていく。

日曜日。
朝、友人とブランチをする約束があったのでOを叩き起こして家を出る。
アパートの玄関をでた瞬間、あっ!とOが叫ぶ。
みれば、Oの自転車がなくなっている。柱にからまったワーム状の鍵とタイヤをひとつ残して。
O、たった一晩で自転車盗まれる。総乗車時間約10分とのこと。
朝っぱらから大いに笑う。さすが犯罪大国だぜ。

地下鉄でダウンタウン目指す。途中、Oと別れる。
しゃれた店でKに会ってブランチ。
サーモンとトマトとチーズのオムレツ頼む。Kはフレンチトースト頼む。どちらも美味しかった。
途中Jが参加する。あいかわらずおかしなことを言っている。
店を出て自然食品屋へ行く。スープ用の豆などを買う。
その後みんなでKのうちへ行く。すこしいて俺は帰る。
1時からコミ捨てとアパートの掃除をすることになっていたから。管理人の仕事。
ちょっと遅刻する。同居人がもう仕事をはじめている。
階段、廊下をほうきではいて、窓を拭いたりする。途中、一階の住人が引っ越しで出て行くのを手伝う。でっけえテレビを運んでいたら肩がはずれそうになる。
それでまあ、終わっていまはひとりでうちにいる。
日曜の午後をひとりで堪能している。
今週末はもうこれで上出来なんじゃないかと思う。

yujing

投稿者 hospital : 04:17

2005年01月27日

僕の中国

中国にいるうちから、そして日本に戻って普段の生活に戻ってからも、日々が光り輝いている。

毎日が楽しくてしようがない。

僕の体は疲れを知らなくなったのだろうか。疲れていたのは、一体なんだったのだろうか。
胸を張るようにしたのだ。

本当にたくさんの物を見た。毎年大勢の日本人が中国を訪れていることだろう。
それらすべての人たちが見た中国よりも、素敵な中国を僕はみたという自信がある。
すばらしい国だ。

親友が真剣だったことが、うれしかった。
人々は、必死に明るく生きているように見えた。日本人も同じ事だと思う。そして、僕もそれは同じ事だ。
みな、それぞれの立場で精一杯生きている世界はなんてすばらしいのだろうと思う。

興奮からから、最後の日の朝に僕は鼻血を出した。
高級ビジネスホテルの寂しい広い洗面所で、だらだらと血を流し続けた。朝5時に起きて電車に急がねばならなかったのだ。

一瞬のうちに、すべては過ぎ去っていく。楽しみに待ち望んでいた景色はすぐと背後に流れて消えていく。
深せんや香港の夜景や喧噪、埃っぽい空気や道ばたの汚物、しめっぽい笑顔や必死の形相、腹から笑える親友のジョークなどがすべて一緒くたになって、後ろへ流れていく。

余韻に浸りながら、僕はひっそりと日本へ帰ってきた。

それから今までがずっと楽しくてしかたがないのだ。

miyamoto

投稿者 hospital : 22:49

上を向いて

どういうわけかすごく暑い。
半袖で生活できそうだ。
少し前まで、ダウンが必要だったのに。

ミヤムが中国へ来た。
このことに対して、オレは気持ちの整理ができない。
不思議でしょうがない。
ミヤムが泊まっていたホテルの周辺に、オレは当分近づけないような気がする。
このことに関しては詳しく書かないことにしよう。
とにかく、オレはミヤムがいた数日間で
より中国を中国だと感じた。
自分が今、中国にいて、これからもこの場所にいるのだろうという現実を
骨の内側で感じ取った。

洋服が傷んでいくというのはすごく悲しいことだ。
なんで痛むんだろう。
大好きな洋服はいつだってピッカピカのままでいてくれたら良いのに。
そしたら、オレは、この服がだめになったらどうしようなんて考えなくて済む。
今、洋服がなくなったらオレは、中国でたくさん洋服を買わなくてはいけない。
なんやかんや言っても、新宿よりもたくさん洋服が売ってるはずがない。
もう。新宿大好きだ。
新宿を返してくれ。
靴を買って、ウキウキしながらCDも買って、紀伊国屋へ行って本を買って
そんでもって、洋服は来週にしようなんて考えていた日々を返してくれ。
誰に言ってるんだろう。
自分で決めたことなのに。
オレは大人だから、理不尽に八つ当たりするのはやめよう、
八つ当たるべき人にしかるべき勢いで、八つ当たらなくてはいけないのだ。
ターゲットは4ヶ月前のオレだ。

お前。新宿を返してくれ。

1行で終わった。
気持ちが晴れるどころか、パンとヨーグルトを食べたくなった。

とりあえず一歩一歩行きなさい。
お前よ。
埃っぽくて喉が渇くけど、一歩一歩歩きなさい。
今は先を見なくてよろしい。
頑張ったり休んだりしなさい。
そのうちどこかにたどり着きます。
悪意を持たなければ、それほど悪い方向へは行かないと思われます。
少なくともお前が悪いと思う方向へは行かないでしょう。

わかりましたか。
週末にギターを買いなさい。

uematsu

投稿者 hospital : 14:28

オールスター

新しい靴を買った。
茶色いスウェード地のオールスター。
ハイカット。

NYの街は大量の雪溶けのせいで、
ぐっちゃぐちゃのびっしょびしょだ。
なのでとても歩きにくい。

こんな日のために、
長靴がわりになるようなハイカットの靴が必要だ。
と、そう思った。

オールスター発祥の地、アメリカであるはずなのに、
アメリカにはあまりオールスターの種類がない。
色も模様も生地も、全然まったくてんでバラエティーがない。
値段だって大して安くない。
しかし、俺はよい店を知っている。
そこは韓国人のおっさんが経営するてんで目立たない小さな店だ。
オールスターの種類が豊富で、値段もすごく安い。
どこから仕入れているのか実に不思議だ。

いろいろ迷った末、そのまあ、スウェード地のオールスターに決めたわけだ。
布地じゃあ泥水が染み込んでしまう。
革はなんだかいいのがなかった。
でも決定的だったのは、そのオールスターのデザインが、
茶色にオレンジのラインがはいっている、というところだった。

なぜだか俺は、いつもオレンジ色を選んでしまう。
オレンジ色のはいった靴ばかり持っている。
オレンジ色のTシャツをたくさん持っている。
目の前のカレンダーはオレンジ色で、
PCの隣にはオレンジ色のプリングルス(チーズ味ね)。
ケツの下のクッションもオレンジ色。
いま頭に装着しているヘッドフォンまでオレンジ色だ。
そういや、HOSPITALもオレンジ色。
病気としか思えない。きっと頭がおかしいんだ。

靴を買って早速店で履き替えながら、
あー、またやっちまった、と思った。
またオレンジ色かよ。と、そう思ったし、またオレンジ色かよ、
と、あとで友人らに言われるのだろうと思った。
実際、俺が公言したわけでもないのに、
友人らは俺がオレンジ色を好むことを知っている。
プレゼントやお土産なんかは決まってオレンジ色のものをくれる。
受け取るたびに、またオレンジ色かよ、と俺は思う。
その受け取った何かをみて、誰かが、またオレンジ色かよ、と言う。
正直もうオレンジ色にはうんざりしている。
でも買ってしまった俺は馬鹿だ。

なんだか複雑な気持ちで店をあとにする。
それでも足元は新品のオールスター。
安かったからさ、全然汚してもへっちゃらさ。
ハイカットだしさ、スウェードだしさ、雪溶けなんかへっちゃらさ。
とそう思って、水溜りだらけの街を闊歩してみたら、
あのさ、オールスターってさ、
土踏まずのとこの側面にさ、二つ穴があいてんのね。
穴からさ、冷たい水がはいってくるの。
靴下にしみるったらありゃしねえの。
本当に俺は馬鹿だな。

yujing

投稿者 hospital : 02:31

2005年01月22日

NYに戻る

さて、日本からNYに戻ってきたわけだが、
早速いろいろとついてない。

電話がとめられていた。
家のヒューズがとんだ。
お気に入りのコーヒー豆が売り切れてた。
解決されているべき学校の問題が、職員の怠慢のせいで解決されていなかった。
友達にもらったハーバートのCDが聴けなかった。
ベーグル屋の店員にしつこく誰かと間違われた。
すごく寒い。

近所を歩いていたら、道端に妙な写真が落ちていた。
女性が男性のアレを咥えている。
妙に生々しいので、こりゃきっとプライベートなものに違いないと思う。
そしてふと気がつけば、同じ写真があちこちにばらまかれている。
なんだか事件の匂いがする。

KJと本屋へ行った。
海辺のカフカの英語版を購入。
実は日本語でも未読。
だって高いし上下で2冊だし。
英語版はすっきり1冊。STRANDで値段も安く済んだ。
(そんな風に本を買う俺って嫌味なくらい洒落てる!)

漫画も買った。
いわゆるオルタナティヴコミック。
一冊は帰り道のバスの中で10分くらいで読めてしまった。
短かすぎる。そんなものを単行本にしないでほしい。
絵下手だし。たいした話じゃないし。値段高いし。
がっかり。
もう一冊は1991年に出た、その頃の新人作家のアンソロジー。
Daniel Clowesから始まってJim WoodringやArt Spiegelmanなんかがあって
最後にHarvey Pekar&R.Crumb(アメリカンスプレンダーの人ね)がきてっていう、
とてもお得なもの。
で、なぜかこの中に丸尾末広の英訳作品があった。

ところで、今年の目標として、
12キロの減量を掲げることにした。
ひと月に1キロ落とす。
まあ、簡単なことだろう。
食事を減らしてちょっと運動すればいいだけだ。
あとピザやハンバーガーのような高カロリーのものは避ける。
大好きなヴァニラコークやチェリーコークはもう飲みません。
お菓子もいま手元にあるプリングルスを最後に完全に断ちます。
お酒も控えます。
そんなわけで、今日から減量開始。
日本のみなさん、今度会うときを楽しみに。

yujing

投稿者 hospital : 23:11

2005年01月06日

田舎ライフ

実家で毎晩酒を飲みながら過ごしている。

この街にはひとりも友達がいない。
この街で暮らしたことがないからだ。
当然この街のことをよく知らない。

家の庭に大きなクリスマスツリーがある。
父親がモミの木を一本まるごと植えたそうだ。
電飾がたくさんついている。とても派手だ。
老夫婦がなんの理由があってこんなものを。

飼い猫は元気だ。黒猫と白黒のブチ猫。ともにメス。
黒猫のほうはもう16年生きている。16歳。女子高生だ。
そういう目でみるとなんとなく腰のあたりが色っぽい気がする。
というのは嘘だ。さすがにおばあさんだ。
黒い毛のなかに白い毛がちらほら混じっている。

近所に本屋兼CD屋兼レンタルビデオ屋みたいなものがある。
夜10時から11時の間に行けばレンタル料が大変お得になるのだが、
そんな時間に行くつもりは毛頭ない。
外は真っ暗で道は凍っていて危ないし怖いからだ。
本気で危ないし怖い。
ここは田舎なんだ。

街で出稼ぎの外国人労働者をよくみかける。
噂によると兵器工場があるらしい。ほんとだろうか。
俺みたいに昼間からぶらぶらしてる成人男性はまったくいない。

外は雪が溶けずに残っている。
今日は一度も外に出なかった。
母親以外に話した相手は家に来た坊さんと灯油売りのふたり。
今夜もコタツでひとり晩酌。猫を膝に乗せて。
家は古い日本家屋で、まるでどこかの安旅館にいるような気になる。
気分はつげ義春だ。

なんか俺、ちょっとそろそろ限界な気がする。
早寝早起き、一日三食。うまい空気。うまい水。そんな生活。
ああああ。体に悪いことがしてええええ。


yujing

投稿者 hospital : 22:46

2005年01月02日

東京は怖い

帰国した翌日から俺は旅を続けている。
伊豆に行った。ミヤムに会った。とてもよくしてもらった。
次の日川崎に行った。兄夫婦の家へ。はじめて姪に会った。なんだかよくわからない生き物で混乱した。
その次の日少しだけ東京で本屋めぐりをした。大晦日の東京。雪が降っていた。とても寒かった。
俺は本を盗まれた。紀伊国屋新宿東口店で本を盗まれた。買ったばかりの本を置き引きに。
3階のトイレ。置き忘れてとりに戻った俺の目の前での犯行。犯人は痩せ型長髪サングラスの男。
読むのを楽しみに楽しみにしていたカルヴィーノの文学講義。あとは文庫本。カルヴィーノと金子光晴とブローディガン。全部で約5000円也。
悔しいです。ぼかあほんとに悔しいです。日本だからって油断してました。畜生。東京め。
あんな野郎に俺のナイスチョイスな本たちをとられたことがほんとに悔しい。
仕方ないので買いなおす。南口店で文庫買いなおすも文学講義みつからず。肩を落として東京駅へ。八重洲ブックセンターへ行くもやはりみつからず。泣きながら新幹線に乗る。

そして今俺は三重県の片田舎のネットカフェにいる。「かた」と入力すると最初にカタタタキ(p^-^)p(*^ー^)イイキモチ♪こんな顔文字が出てしまうネットカフェだ。「たく」と入力するとミ(ノ ̄^ ̄)ノオリャ!≡≡≡≡≡━┳━☆() ̄□ ̄)/ガコ!!や┻━┻ヘ(*`Д´)チャブダイフラッシュ!(*`Д´)ノ====┳━┳~☆こんな顔文字が延々50個以上出てくるそんなスタイリッシュなネットカフェだ。

4日に実家に帰ります。
その後で機をみてまた東京に行きます。
東京のみなさん優しくしてください。

yujing

投稿者 hospital : 15:36