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2005年06月29日

赤い疑惑

さて、赤い疑惑というドラマが昔にあった。
ももえちゃんが主役の女の子を演じていたドラマだったのだそうだが、僕には記憶がない。
何しろしょうわも1975年に発表されたというのだから、当然知る由もないのだ。

ここ3週間、現代のCASTが演じるリメイク版「赤い疑惑」がやっていた。
さっき最終回をみたのだけれど、久しぶりに泣いた。
まずあらすじからして泣けるので、是非読んでみて欲しい。


「あらすじ」

最近筋肉を鍛えることに僕は夢中だ。
なにせ毎日プールに通っているのだから。
今日だってバタフライを300メートル泳いだ。
300メートルというのは、1メートルの300個分だから、ものすごいことだと思う。
鏡に映る自分の肉体にほれぼれとしてしまうのは何も僕に限っての事ではないのだろう。
プールの脱衣所で友達になった人に聞いたのだけど、筋肉というのは一本の筋の集合体ではないというのが最新科学の見解なのだそうだ。
科学って素敵だ。


何かに夢中になるというのは良いことなのかもしれない。
夢中になっていれば余計なことも考えないし、気持ちもすがすがしくしていられるのかもしれない。
けれど考えた。
筋肉に夢中になっている人ってのはどうか、と。
筋肉に夢の中なのだ。
「筋肉に夢」
そんな焼酎が前にあったような気がする。
友達に「下北でしか売ってないんだよ!」とかいって買ってきて貰った記憶がある。
「牧場の夢」だったような気もする。
そうだとしたら、相当勘違いをしている。

元気を失ってはいけない。
今日「元気ですか?」と訊かれた。
「元気の中心です」
と答えた。


「赤い疑惑」
本当に泣けた。
主役の石原さとみちゃん。そして、恋人役を演じる石原竜也君。
本当に素敵な演技をしていた。
これらはシリーズものだそうで、「赤い運命」というのが今年の秋にリメークされるそうだ。
たまにはテレビドラマというやつもいいものだ。
みんなも是非みるといいと僕は思う。

miyamoto

投稿者 hospital : 23:04

2005年06月19日

音楽バトン

まわってきた。音楽バトンココのタケヤマくんから。
なにこれ、超不毛。思いついたやつキテるね。
とかそういうことはぜんっぜん思わないっす。
すばらしいことだと思う。胸が躍る。
つーか、めんどくせえ。かったりい。時間の無駄。
とかそういう類のこともまったくもって思ったりしないっす。
俺はそういううがった態度の若者が大嫌い。
斜にかまえて世間をせせら笑うような若者を見るとひっぱ叩きたくなる。

まったく、こういうのはなあ、黙ってやりゃあいいんだよ。
みんな一所懸命やってんだから、しらけたこと言うんじゃねえ。
屁理屈こねてる暇があったら、書きやがれってはなしだ。
理由なんか考えるな。
意味なんか求めるな。
不毛なことに時間を費やしてこそ人生だ、馬鹿野郎。
わかったか、こら。
わかったんか。
わかったら、いますぐ穴を掘れ。
理由はきくな。
できるだけ深く掘れ。
いいから理由はきくな。
理不尽こそが人生だ。
よおし、穴ができたら今度はANAに乗れ。
ANAに乗って長野へ飛べ。
空港があるかどうか知らんけど長野へ飛べ。
志賀高原を歩いて登れ。
疲れたら自販機でメローイエローを買え。
あそこではまだ売ってるはずだ。
おい、買っても飲むなよ。
俺のところへ持ってこい。
そうだ、ニューヨークにだ。
パスポートとZ会の速読英単語を忘れるな。
単語は文章と一緒に覚えろ。受験英語の基本だ。
空港についたら今度はJALに乗れ。
ファーストクラスに乗れ。
すごいらしいぞ。
空飛ぶホテルってかんじらしいぞ。
CMで言ってた。
でもホテルにかなうわけないじゃん。
そんなのあたりまえじゃん。
だからおまえはJAROに電話しろ。
JALに乗ってJAROに電話しろ。
それからマイルを貯めるのを忘れるな。
マイルはすごく大事だ。
マイルとマイミクはできるだけ多いほうがいい。
そしてマイルが貯まったらマイルスを聴け。
マイルス・デイビスのビッチェズブリュを聴け。
それに適当な歌詞をつけて歌え。
大きな声で歌え。
文化祭で歌え。
女子にメイクしてもらって歌え。
学生ズボンの上にお気に入りのTシャツを着て歌え。
アンコールでBAKUの「ぞうきん」を歌え。
飛んだり跳ねたり舌出したりしながら歌え。
教師に向かってファックユーのポーズで歌え。
そして3年後にそのことを思い出せ。
寝る前に思い出せ。
思い出して恥ずかしくなれ。
すごく恥ずかしくなれ。
ベッドの上でもんどりうて。
頭を抱えてころころ転がれ。
穴があったらはいりたいぃぃ、とかいいながら転がれ。
あな、恥ずかしい、とかそういう古文の感嘆詞を使ったダジャレもいいながら転がれ。
受験勉強は知的ギャグのための大事な教養だ。無駄だと思うな。
よおし、いいぞ。その調子で転がり続けろ。
ライク・ア・ローリングストーンだ。
苔をつけてる暇はないぜ。
カモン、マイボーイ。
もっと速く。もっと速く。
速度が問題なんだ。音楽も言葉も…。
というのは阿部薫からの引用だ。
人はいろんな無駄なことを覚えてるもんだ。
でもそれはとても素敵なことなんだ。
さあ、こっちだマイボーイ。穴はここにあるぜ。
おまえさんの掘った穴だ、マイボーイ。
遠慮なくはいるんだ、マイボーイ。
こうして無駄に思ったものが後に活きて来るんだ。
意味のないことなんかないんだよ、マイボーイ。
それが人生だ、マイボーイ。
わかったか、マイボーイ。(号泣)
(ジョビジョバのコントを思い出して書いてたんですけどお、ちょっと違う風になりましたあ)

やれやれ。前置きがすごく長くなった。

書きます。音楽バトン。
セキララセンチメンタル全快でいこうと思います。

以下、音楽バトン。

●Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

3GBくらい。少ない?本当はもっともっとたくさんあった。
米国ヤフーの音楽ファイルダウンロード無制限サービスに申し込んでせっせと落としまくったんだけど、他のMP3playerは大丈夫なのにiPodには移せないという事実に癇癪を起こして全部消してしまった。

●Song playing right now (今聞いている曲)
A Band of Beesのアルバム「Sunshine Hit Me」の中のどれか。
夏っぽい曲てんこもりでいいよ。

●The last CD I bought (最後に買ったCD)
Yo La Tengoの「Prisoners of Love」
3枚入ってお買い得でしたの。

●Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
思い入れのあるのを書きます。

RCサクセション:トランジスタラジオ
高校生になったら授業をさぼって校舎の屋上で煙草を吸ってラジオを聴くことだけを夢見てた中学時代。あのころ俺はとても頭が弱かった。世代的に子門'zバージョンも思い出深い。

Plastics: コピー
高校生のとき深夜のBSで古いライヴ映像をみて震えた。ガツンときた。上京してすぐレコードを買った。中古で4000円した。あのころ俺は80年代の東京とニューヨークに憧れていた。後にレコードは素敵な北欧人女性に気前よくあげた。

遠藤ミチロウ: オデッセイ・1985・SEX
犬も歩けば棒にSEX。三つ子の魂百までSEX。そんな出鱈目な歌詞にポストモダンとかメタフィクションとかの天啓を受けた俺。衝撃だった。その後、そういう類のへんてこりんな小説やインチキ臭い現代思想本に夢中になって頭の具合を悪くした。

Kid Loco: Cosmic Supernatural
福島の国定公園で、鎌倉の禅庭で、福井の永平寺の境内で、早朝の琵琶湖のほとりでぼおっとしながら聴いた。あのころ俺は禅思想にかぶれていた。いま聴くとそんな大袈裟な曲じゃないだろと思ったり思わなかったり。

小沢健二:天使たちのシーン
かぁ~みさまうぉ~しんじ~るつよ~さをぼおくにぃ~。い~きるこぉ~とぉ~うぉぉぉおおおおぉぉぉ…(そのまま昇天)フリードリッヒ・ヘーゲル曰く、人は恥らいなくオザケンを好きといえるかいえないかで絶対精神の弁証法的運動における進捗がわかる。

●Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
ホスピタル内のほかの二人に。ミヤモトくんとウエマツくん。
ヒゲオさん。
ハシオくん。
他に思いつかないのでもう一度、タケヤマくんに。
(まだまだ書き足りないんじゃないかと思って。優しいな俺)

よろしくどうぞ。

以上。

yujing

投稿者 hospital : 14:21

2005年06月14日

ロマンチストと会計学5

うちにイタリア土産のぺペロンチーノの元があります。
乾燥したニンニクとか唐辛子とかよくわからないものとかがいろいろはいってます。
ちょっとだけ軽くボイルして、オリーヴオイルで炒めて使うんです。
それの説明書きがパッケージの裏に書いてありました。
でたらめな英語で。
意味はなんとか通じるんだけど、
でたらめな英語。

すごいよなあ、イタ公は。
っとに、テキトーなのな。
そういや、こないだまでとっていた授業の先生はイタリア人だったけど、ひどかったなあ。
遅刻しまくりで、勝手に時間帯変えちゃってるの。30分ずらしちゃった。
そんでもって、試験の日時も自分の都合にあわせて変更するしさ。
プライベートなことで授業中に泣き出して、クラスのみんなを心配させるしさ。
とんでもない人でした。
あと昔すこしだけ一緒に暮らしたイタリア人もひどかったなあ。
すぐ物壊すの。テレビのリモコンとか一瞬で。
あと、なぜか部屋の壁が泥だらけ。
不思議なひとでした。

で、そんなイタリア人たちがですね、会計学を発明したってことになってるのは、驚きですね。
イタリア人っていったら、スケベ&ロマンチストみたいなイメージあるじゃないですか。
だいたいイタロ・カルヴィーノなんていうとんでもねえロマンティック馬鹿一代を輩出したのもこの国ですよ。
でもまあ、古くから商業が栄えた土地でしたからね、そりゃまあ、そういう点では納得がいくんですが、
よくもまあイタリア人がこんな細かいこと始めちゃったもんだなあとも思います。
いまは国民の3分の2はマフィアになって、世界中でいけない薬を売り歩く彼らだけど、
昔はまっとうな意識の高い商い人だったってことですね。

さあ、うまいこと話をもってきたところで、例の続きにいきたい。

前回、夢について書きました。
当然のことながら、あんなものはまったくでたらめです。
本当のこというと、その、夢だなんてたいそうなものは持っていませんが、
やりたいことはたくさんあります。
もうバリバリあります。いや、ブリバリあります。
いやいや、ブリバリビリバリボルバルベリベリ・ラジカル・ガジベリビンバな具合にあります。
じゃ、会計学なんてどこかにうっちゃって、それを今すぐはじめりゃいいじゃねえか、って話なんですけど、
ちょっとそれは違うだろ。

いいですか。
英語にこんな言葉があります。
"Never Too Late"
何をやるにも遅すぎるってことはねえぜ、
ってそういうことです。

なに、目標にむかってまっすぐに突っ走るってのも素敵なことだと思います。
でもさあ、今はまだそのときではないと自覚しているのだったり、
まだやりたいことがはっきりとしていないというのなら、後回しにしてもいいと思うんですよ。
そのやりたいことを。遅すぎるってことはないんだから。

ですから、俺は会計学をやりつつ、今後挑戦してみたいアレコレについて考えてもいます。
いつか全部やりとげるつもりです。今でのすべてを無駄にすることなく、やってのけるつもりです。
それって、素敵なことだと思いませんか。

だって、たとえば映画や小説でいうと、
みえみえの結末に向かってただ突き進むだけのストーリーより、
あっちへいったりこっちへいったりしながらも、要所要所に布石を散りばめて、
あっと驚く結末へと繋がる、そんなストーリーのほうが面白いじゃないですか。

つまり、俺の場合、会計学はひとつの伏線にすぎず、
これがあってこそ、その先へと繋がる、そんな未来を思い描いているのです。
そして全てを完遂したとき、あの忌々しい会計学の教科書だって愛しく思えるはずだと思うんです。

ロマンチストってやつは、浪漫を抱えて虎視眈々と機会を狙う、
そんな獰猛な生き物かつ策士家でもあるんですよ。

でまあ、あの、よく「夢をあきらめた」とかね、
「やりたいことがあったけど、いろいろあって、あきらめた」とかね、
そんなことをいう人がいますけど、あれはおかしい。
ロマンチストは怒るよ。プンスカプンプン。

あきらめたんじぇねえよ、それは。
飽きたんだよ。
実行にうつさぬまま、悶々と考えたり、口にするだけで満足してるうちに、
せっかく手にした浪漫に飽きちまったんだよ。
結局それだけのものだったっつうことだよ。

もう一度いう。
"Never Too Late"
いつだって始められるんだ。
あきらめる必要なんかないさ。
浪漫を持ち続けるんだ。
一所懸命飽きずにそれを抱きしめるんだ。
いつまでもいつまでもいつまでも。
ロマンチストに終わりはない。

というわけで、ガラにもなく、説教くさいことを書いてしまいました。
これは自分にいいきかせるためのものでもあるんです。
しっかし、どうにも真面目くさった最終回になってしまいましたね。
ここらでひとつ、得意のユーモアを披露して、
明るくお別れをしたいと思います。

えー、
「ロマンチストの条件」とかけまして、
「会計学の発生原理」とときます。

そのこころは?

「あきないこと」です。

おそまつ。

yujing

投稿者 hospital : 06:53

2005年06月13日

ロマンチストと会計学4

再び長い間があきました。

ミヤムの相撲狂いも、いよいよデーモン小暮の域に達しててきたな、と思う今日この頃。
昨日おれはコミックアートフェスティバルにいってきました。
いろんなコミッククリエイターさんがいました。
憧れの人にサインをもらいました。
お客さんはギークなのと、アートっぽいのと、いろんな人がいました。
もちろん俺はばりばりのコミックギークを演じてきました。
(Tシャツの裾を半ズボンにいれたりしてね!)
畜生!アメリカオルタナコミック最高!

さて、「ロマンチストと会計学」第四回です。
長い。長いよ。
長いし何がいいたいのかわからないよ、俺。
いろいろと自己嫌悪だよ。
いろいろと混乱しちゃうよ。
ちょっと泣きたい気分だよ。

前回は会計学なんておもしれーわけねーだろ、というところで終わったけど、
あれは失言です。
本当のことをいうと、おもしろい。ある意味。
ちょっとあの、「おもしろい」の種類が違うおもしろさ。
夢中にはならないけどいちいち感心する。
そういうおもしろさ。

いま学校が夏期休暇中なんだけど、俺学校好きだから夏季集中クラスをとってる。
戯れに文学関係のクラスをとってる。これがまったくおもしろい。
テキストは難解だし、その手の学生に囲まれてるわけだし、
ディスカッションなんか最高に辛いんだけど、楽しい。
アメリカで文学のお勉強だなんて、文芸ギークとして、本当に嬉しい。
文芸ギークだなんて自嘲的なこといまはいってるけど、
俺、むかしは本気で文学少年だったんだ。これはかけ値なしに言える。
小説を読みすぎて、アホほど読みすぎて、クソくだらねえ自我が膨らんで、
俺のちっぽけな頭では抱えきれなくなって、あふれ出したそれが周囲との壁をつくって、
孤独になって、やるせない厭世観に襲われて、世の中大嫌いになって、
気がついたら頭に10円ハゲができていたころの俺。
(多かれ少なかれ、みんなも身に覚えあんだろ。でもハゲはできてないだろうよ!ハゲは!まいったか!)
そのころの俺にこの喜びを伝えたい。
タイムマシンがあったらいますぐあのころの俺を抱きしめに行きたい。

なんて、今日は俺、なんだかセキララモードです。
そのうえセンチメンタルモードでもあります。
あわせて、

セキララセンチメンタル。

そんな素敵な言葉をいま思いつきました。

セキララセンチメンタルララバイ。
セキララセンチメンタル日和。
全日本セキララセンチメンタル協会。

そんなふうに応用したくもなってきます。

シーガル・セキララセンチメンタル・キスハー・キスハー。
セキララセンチメンタル・アゲインスト・ザ・マシーン。
セキララセンチメンタルズ・イン・ザ・ステレオ。

そんなふざけたバンド名まで浮かんできました。
もっと続けたいと思います。

内山田洋とセキララセンチメンタル・ファイブ。
宮尾すすむと日本のセキララセンチメンタル。
東京スカ・セキララセンチメンタル・オーケストラ。

まだまだ浮かんできますが、たぶん楽しいのは俺だけなので
このへんでやめておきます。

全然関係ないけど、いまアメリカでSADAHARUっていう名前の新人バンドがあります。
このSADAHARUはきっと貞治にちがいねえ。世界のホームラン王、王貞治からきてんだ。
最高にいいセンスしてるよな。

お題にもどりましょう。
会計学をやってる俺にですね、「夢がない」とかいうやつがいるっすよ。
企業の犬になって金勘定に人生を費やすと、そんな貧しい発想をしたなめた野郎がいるっすよ。
おい、まて、と。そういう偏見はやめてくれ、と俺はいいたい。
俺がそんなんで満足するわけねえだろ。
ロマンチストだよ、俺は。
とっても夢みがちなんだよ、俺は。

だからね、今日はセキララセンチメンタルに身をまかせて、
そんなステレオタイプシンキングをぶっとばすために、
いまから夢を語りたいと思います。
いかんせんロマンチストの俺がみる夢です。
いささか現実ばなれしてるきらいがあるかもしれない。
でも、こんなことはめったにないから、
全員、姿勢を正して読んでほしい。

以下、俺の夢。

俺はいつも夢みてる。こんな生活を。
誰にも干渉されず、人里はなれた森の中で暮らす。
自分で建てた丸太小屋に住んで、木綿の服を着て、枯れ草のベッドで眠るんだ。
家具は机と椅子と銀製の食器と真鍮のランプがあれば、それでいい。
昼は野原をかけまわって、花のにおいをかいで、お腹がすいたら木の実をかじるんだ。
冷たい泉に素足をひたしてヒャア!とかホウ!とか声をあげたりもするんだ。

夜になったらブドウ酒を飲んで、月光の下で横笛を吹くんだ。
すると森の中から動物たちが集まってきて、みんなでワンだとニャーだのヒヒーンだのガオーだの大合唱をはじめるんだ。
そんな愉快な森の宴に妖精たちも集まってきて、みんな輪になり幻想的なダンスを始めるんだ。
傍らでは焚き火がぱちぱちとはねて、星空はまばゆくて、月光は優しくて、吹く風はやわらかくて、草の匂いは芳しくて、そんな夜。

ときどき街から使いの者が来るんだ。
街に住むその国の王様からの使者だ。
俺は彼に、王様のためにこしらえた詩だとか絵だとか渡すんだ。
その引き換えに金貨をたっぷりもらうんだ。
金貨はたっぷりあるんだけど、僕にはこれで充分ですよ、と金貨を一枚だけ頂くんだ。
残りは貧しい人たちのために使ってください、俺はそういうんだ。
俺はそういう男なんだ。

そんな俺は街の連中に愛されているんだ。
王様は俺を実の息子よりかわいがるんだ。
街の娘たちゃみんな俺に夢中なんだ。
王様の息子、つまりその国の王子様のフィアンセもまた俺に夢中なんだ。
俺もまた彼女を憎からず思っているんだ。
自然と、二人はねんごろの仲になるんだ。

そんなある日のことだった。
嫉妬に狂った性悪王子が兵隊をひきいて俺の住む土地にやって来たんだ。
目障りな俺をぶっ殺しちまおうって魂胆だ。
暴力は何も解決しないと俺は叫ぶんだ。ついでに愛も叫ぶんだ。
手を大きく広げて、俺は威風堂々と立ち尽くすんだ。
「やっちまえ!」という王子の声に数千本の矢が俺に向かって放たれるんだ。
そこで、強い風がふく。風の力で、矢は勢いを失い地面に落ちる。
それから動物たちおよび妖精たちが森の中から飛び出してくるんだ。
俺を助けにきたんだ。
それだけじゃない、太陽、雲、風、木などの大自然がやつらをこらしめるんだ。
地震、雷、大洪水。森羅万象全て俺の味方。
こうしてやつらは街に逃げ帰るんだ

この事件を知った王様は怒って王子を勘当するんだ。
さらには、自分の死後、王の座につくのは是非俺にと言い残し、ぽっくり死んでしまうんだ。
かくして俺はこの国の王に君臨することになるんだ。
ここからが俺の手腕のみせどころだ。
なにせ俺の味方は大自然、母なる地球、あらゆる天災。
そんな俺の国であるから、アメリカや北朝鮮の軍事力なんか屁の河童なんだ。
だから俺、ガンガン他国を脅して金銭を搾取してやるんだ。
いつのまにかこの国は世界一裕福な国なるんだ。
王様はいろいろ窮屈なので、ある日、国のことは大臣どもにまかせて、
マンハッタン、セントラルパーク南のプラザホテルに移住するんだ。
グレートギャツビーよろしく毎晩パーティだ。
女優、モデルたちと浮名を流しまくる。
スキャンダルは全て圧力をかけて潰す。
目障りなジャーナリストやパパラッチは闇に葬る。
俺に意見する異端分子は徹底的に糾弾する。
俺の地位を脅かす危険分子には怒りの鉄槌を下す。
反革命的な日和見主義者には…って、ちょっとまずい話になってきたね。続けます。
優秀なブレーンを揃えて株式投資、先物取引、外国為替、不動産売買で荒稼ぎだ。
税金対策にもぬかりがなく、ありとあらゆる法の抜け道をくぐって財産を守る。
つぎに世界中の優秀な研究者を集めて、莫大な金をつぎ込み、ある研究に従事させる。
不死身の体を手に入れるための研究だ。
ありとあらゆるテクノロジーを駆使して、ついに俺は機械の体を手に入れる(右手に憧れのサイコガン)。
権力と金とにものをいわせて、やりたい放題やってやる。
こうして世界はいま俺のものだ。
俺の千年王国がいまここに誕生したのだ。
ガッハッハッハッハッハッハ。
ピース!

あーあ。
なんだこりゃ。
俺、暑さでおかしくなってる。

今日はもう無理。
次回にまわします。
次回、いよいよ最終回です。
宣言です。自分にいいきかせてます。
うまいことまとめるつもりです。
ではまた。

yujing

投稿者 hospital : 03:08

2005年06月12日

信じたい

ご存知無い方も多かろうと思うので説明をするが、私は貴乃花関のことを尊敬していた。
どれほど尊敬をしていたかといえば、取り組みが始まる前にテレビの前で正座をしてスタンバイしていたほどである。
K-1だのPRIDEだのと、打撃系や関節技の応酬で華々しい、ちゃらちゃらした格闘技が一斉を風靡し始めたころ、私は「この世の中で最強は相撲だ」と周りに豪語していた。

「相撲は強いんだようううう」

と叫びながらK-1に登場したのは戦闘龍(せんとりゅう)であり、この時は相撲を汚すのは本当に止めて欲しいと切実に思っていた。

曙太郎氏の件は、私の中で想定済みの悪い方だった。
「まあ、負けるでしょ」
程度の事件であり、貴乃花関がK-1に参戦していたら間違いなくナンバー1だったはずだ。


前置きが長くなった。
日本に居ない方も大勢いらっしゃると思うので説明をするが、貴乃花関がまたやってしまった。
事の発端はワカタカ兄弟の御尊父(元大関貴乃花)の死である。
それまでなんとか保たれていたバランスが崩れた。
昔年のタカ関とワカ関の確執が表面化したのだった。

ブラウン管を通して私を打ちのめしたのは饒舌な貴乃花関だった。

あの、鉄仮面。

しゃべれた。

コメンテーターばりにしゃべっていた。
何を一体信じていいのか分からない体験というのは、たぶんきっとこうゆうことだと思う。
あの寡黙な大横綱。
現役時代、無愛想で通していたあの貴乃花関。
お兄ちゃんよりもしゃべれたのだった。

なあ、みんな。
俺のショックがどれほどのものか、わかるだろう?
というわけで、久しぶりに日記を綴ってみた。

miyamoto

投稿者 hospital : 21:41

2005年06月07日

ロマンチストと会計学3

ども。ユージンです。
「ロマンチストと会計学」第三回目です。
いやあ、つづくなあ。三回目だって。
なんでつづいてんだろう。
別に書きたかないのに。
書きたいことなんかないのに。
不思議。いやんなっちゃう。

正直、めんどくせえ。
すげえめんどくせえ。

でも終わらせなくちゃなって思う。
書き出したからにはね、責任持ってやり遂げたい。
今日も俺は書くよ。
君が読んでくれてるかぎり、俺は書く。
最高の結末に到達するまで俺は書く。
このシリーズが美しい大団円を迎えるまで、俺は書き続ける。
そのときまで、あたたかく見守っていて欲しい。
俺は君を裏切らない。約束する。

で、本題に入る前に、そろそろ心苦しくなったのでいっておく。
前回、「クラクラ」の語源はクラッシュ&クラッシュって書いてあったでしょ。
あれ、嘘だから。ちょっと思いついたので書いてみただけ。
信じた?もしかして誰かに話したりした?
愚かだね、人は。笑っちゃうね。
だめだよ、なんでも闇雲に信じちゃ。このうっかりやさん。
もっと気を引き締めて生きていこうね。ガンバだぞ。

でも、こんなふうに嘘ばっかりいってると嫌われちゃうね。
君にも、みんなにも嫌われちゃう。
総スカンをくらっちゃう。
総スカン。

さて、この「スカン」はいったいどこから来たか。その語源は何か。
教えてあげるよ、俺が。もの知り番長のこの俺が。
総スカンの「スカン」はね、「スカンジナビア」から来てるんだよ。
かつてのスカンジナビア諸国といえば、海賊(ヴァイキング)たちがそりゃもうやんちゃをかましていたわけで、かの大国フランク王国さえも、他の強豪国さえも、海洋領域ではその存在に怯えていたわけで、非常に近寄りがたい怖い怖い存在だったと、ヨーロッパの嫌われものだったと、
そういうところから総スカンっていう言葉が生まれたんですね。
もう、ためになるなあHOSPITALは。すごいなあ。
なんつって、これ、いま思いついた嘘なんですけどね。あはは。
騙されてやんの。ざまあみろ。
でも本当のことをいうとね、あの「スカン」は動物のスカンクから来てるらしいですよ。
おならが尋常じゃなくクサイですからね。みんな近寄らない。みんな嫌ってる。
って、そういうことからきてるんですね。
とかいって、これも嘘なんですけどね。
ははは。でもこれはちょっと安易すぎたかな。
で、正直なところ、本当は英語のScumbagから来てるらしいですよ。
俗語で「ゲス野郎」っていう意味ですわ。いわゆる嫌われ者っすわ。
なるほど、納得だね。
なんてね。これもまた嘘。
はは。そろそろ呆れてきたかな?
で、本当に本当のところは関西弁の「好かん」からきとるっちゅうはなしですよ。
マジで。いやマジで。おい、ほんとだってば。ちょっと、おい、そんな顔すんなよ。
信じてよ。信じてくれよ。
もー。

さて、俺の悪辣なペンが調子づいてきたところで、お題目にはいりたい。

俺さ、「なんで会計学なんてやってるの?」って質問をよく受けます。
他の能無し野郎どもはわかるが、おまえはわからん、ってそういうことですよ。
で、きまって俺、こう答えます。
「旦那、そりゃもう金勘定が大好きだからでさあ(もみ手しながら)。お金様のことを考えるといてもたっていられんのでさあ。ふひひひ(歯茎をむき出しにしながら)。いや、なに、お金がたくさん欲しいってことじゃないでやんすよ。純粋にお金様のことを考えるだけでね、ふひひひ、その、エレクトしちまうんでさあ(股間を押さえながら)。どれ、ひとつ、旦那の家計のことについてでも、ちょいとあっしに聞かせてもらえんでしょうかね。ふひひひ。なあに、本当に聞くだけでげすよ。ふひひひ。ふひひ。ふひ。ふひひひひひ(涎をたらしながら。目を血走らせながら)」
するとみんなね、さげすむような目で俺をみるんですよ。かわそうな子、みたいなね。
でね、その目がね、またたまらんのですよ。ふひひひ。ふひひ。

嘘ですよ。
本当はまあいろいろとあるんすよ。
そのへんは追々。

あ。いま唐突に思い出した。
この質問をやたらしつこく俺にするやつがいて、会計学なんてくそおもしろくねえことやるなんて、おめえは異常者だな、がははは、って笑ってた男がいました。
そいつ、化学専攻してたんですよ。日本語のクラスもとってたから、たまに俺が教えたりしてた。
でね、化学はおもしれーぞ、おめーもやれよ、って俺に言ったりしてた。分厚い教科書もみせてくれた。
ところがね、化学専攻って嘘だったんですよ。日本語のクラスをとってるってのも嘘。
どういうことかっつうと、そいつね、なんと、学生じゃなかったんすよ。
ただの家出少年で学生偽って学校に住み着いてた本物の異常者。
クラスに出席するふりしたり無意味に教科書持ち歩いたり受けてもいない試験のこと話したりする完全なる異常者。
そんな、ちょっとありえない実話の詳細は今回関係ないので、またいつか。

話し戻します。

「会計学っておもしろいの?」ってのもよくいわれます。
愚問だね、これは。会計学、面白いっすよ。もう最高に面白い。
LIFOとFIFOとかいってさ、計算方法で売上総利益が違ってくるところなんてもうゲラゲラ笑えてくるね。
加速化する減価償却とか、包括的利益累積額とか、そんな言葉聞いただけで吹き出しちゃうもんね。
あと俺、暇さえあればアメリカ企業のincome statement眺めてるもん。くすくす笑いながら。
コカコーラがいいんだよなあ。あの安定っぷりがたまんねえんだわ。笑けるんだわこれが。

なんてね。
嘘だっつーの。
んーわけねーだろーが。
おもしれーわけねーだろーが。
つまんねーこときくんじゃねーよ、ばーろー。
ばーろーめ。

なめとんのか。
なめとんのか、わーれー。
いてこましたろか、わーれー。

わーれー。

わーれー。

わーれー。

ばーろー。

わーれー。

ばーろー。

(おや、愉快な気分になってきたぞ)

わわわわわーれー。

ばばばばばーろー。

(はは、おもしれえ)

ばばばばばっふぁろーどーたー。

(くすくすくす)

ぱぱぱぱぱふぃー。

(これはいまいち)

ででででですきゃぶふぉーきゅーてぃー。

(はははは)

すたすたすたーうぉーずえぴそーどすりー。

(あははははは。旬だね)

わけがわからん。
なにを書いてるんだろう、俺は。
もうすぐ東海岸は午前2時。

深夜は怖いね。
深夜はひとを馬鹿にするね。

ああ、眠い。
ものすごく眠い。
いま限界がきちゃったなあ。
もう書けないなあ。
また次回にのばそうかなあ。
そうしようかなあ。どうしよう。

わりい、そうするわ。
ではまた次回に続きます。

yujing

投稿者 hospital : 14:30

2005年06月05日

ロマンチストと会計学2

前回のつづき。
の、はずなんだけど、しばらく間が空いたもので何を書こうとしていたか忘れてしまった。テストも終わったしね、睡眠ばっちりだしね、不満やジレンマはどこかにいってしまったのですね。
はて、いったい何を書こうとしていたのか。お題は「ロマンチストと会計学」。我ながら難しいテーマを掲げたものだ。
だらだら書きながら思い出していきたい。

いま俺ものすごい朝型。6時に起きてる。
6時に起きてスウェディッシュパンケーキというのを毎朝作って食べている。
美味しい。膨らまない薄いパンケーキです。もちもちしてる。ジャムなどをつけて食べています。
俺の場合、牛乳はつかわず豆乳をつかいます。俺、豆乳クレイジーだから。
もうさ、牛乳なんてさ、体が受け付けない。脂くさくって飲めやしない。
シリアルにも豆乳。コーヒーにも豆乳。なんでも豆乳。
豆乳を投入。ソイミルクをそソイでます。
牛乳なんて、モーたくさん。みんなも、牛乳をカウのはよしなさい。
豆乳には体にだいずな栄養分がたくさん含まれているだすよ。
大豆パワーであっちのほうもビーンビーンだす。

ごめん。ほんとごめん。

先日、機会があって性格診断とやらを受けた。
どこかに提出するというわけではないので、まあ飾らずに、ごく自然体で受けてみたわけだ。
でまあ当然、妙な工作がないわけだから、信頼度数とやつが非常に高い結果になって、この診断をそのまんま鵜呑みにしちゃってよいですよ、って言われたわけだね。綺麗なお姉さんに。
驚いた。その結果に。

このページをみている大半の人たちは実際の俺に会ったことがないわけで、
俺のひととなりについて全く知らないわけだけれど、
たぶん、思うに、とんでもないヤツを想像してるんじゃないかと思う。
だって、毎回毎回たわけたことを長々と書く俺。どう考えてもまともじゃないよね。
ネットでしこしこ小説じみたものを書いたりしてね。根暗そう。内気そう。
それでもって、やってることが会計だろ。地味、堅いって思うでしょうね。
内向的で社交性がなくて地味でお堅くて分裂症気味で妄想癖&虚言癖を煩う馬鹿。
ユージンってやつは、そんな社会不適合なかたわ君に違いないと思ってるかもしれない。
いや、思ってる。思ってるはずだ。そうだろ?思うろ?思うんろ?

ところがどっこいだ。
ちがうんだなこれが。まったくちがう。
もうね、バリバリ。社交性とか協調性とか積極性とか、そういうのバリバリ。
外向的とか、親しみやすいとか、ユーモラスとか、リーダー気質とかね、
もうなんだか素敵なことばかり書いてあったですよ。
気分屋とか気長にこつこつやるのが苦手とかそういうネガティブなことも書いてあったけどさ、おおまかにみて、「あ、こいつ、デキる」って思わせる人間像がそこにあったですよ。

驚いた。ものすげえ驚いた。俺自身が一番驚いた。
なんだろうこれ。たちの悪い冗談だろうか。
こんなはずじゃなかった。怖いんだけど。
「あ、こいつ、デキる」っていうより、
俺的には「あ、こいつ、嫌なやつ」ってかんじでもあって、
悲しい気分でもあるんだけど。
何かの間違いじゃないだろうか。

しかし、綺麗なお姉さんがこれは信頼できる診断だと言い切った限り、
俺はこの結果を真摯に受け止めなければいけない。
綺麗なお姉さんのいうことはいつだって正しいんだ。

確実に昔は違ったと思う。
シニカルでとっつきにくくて自分勝手でニヒリスト。
それが俺だったんじゃないだろうか。
「もっと人の温かみに触れなさい」
というF先輩の説教を鼻で笑ったあの日の俺はどこへいったのか。
俺、いつからこんな人間になっていたのだろう。
いったい何が俺を変えたのだろう。
アメリカだろうか。アメリカのせいだろうか。
ガタイが良くなったのは確実にアメリカのせいだけど、
性格まで変えられてしまったのか俺は。
アメリカってすごいなあ。
アメリカよ!あめりかよ!(落合信彦著)
ってかんじ。

それでまあ、俺は俺を見直しました。
俺、あらためて、俺に自信をもちました。
俺、俺を再認識です。いま俺の中で俺が一番アツい。
さらにいうと、俺、俺に恋をしちゃった。
英語でいうと、I have a crush on myself.
俺の恋の相手は俺自身。My crush is myself.
米国では恋に落ちた相手のことをクラッシュと呼びます。
ためになるね、HOSPITALは。
あと、「君の瞳にクラクラさ」とかいうでしょ、
あの「クラクラ」の語源はクラッシュ&クラッシュから来てるんだよ。
ほんとためになるね、HOSPITALは。

さて、そろそろ「ロマンチストと会計学」というお題目についての話をしましょうか。

ロマンチスト。
正確にいうとロマンチシスト。
うーん。それっていったいなんでしょう。

いま辞書で調べた。
ロマンチシスト [romanticist]
(1)ロマンチシズムを主張する人々。浪漫主義者。
(2)空想家。夢想家。

意味が二つ。
前回の場合、俺は(2)の意味を持ってロマンチストを語ったわけですね。
これ、どうですかね。空想家とか夢想家とかいって、空想、夢想の類は人間誰しもするんじゃないですか。
となると、俺たちゃ全員ロマンチストってことになる。しかし、世間じゃそういうことにはなっていない。
じゃあ、どんな人を指してロマンチストと呼ぶか。

みんながロマンチストって言葉に抱くイメージってどんなもんよ。
狂気じみてるとか、社会と隔絶した存在とか、
そこまではいかなくても、地に足がついてない、とか、そういうイメージない?
紙一重、っていう言葉で括られるようなそんなイメージ。

でまあ、こないだは軽々しく俺はロマンチストだといってしまったわけだけど、
その後で受けた性格診断の結果が上記のようなことになってしまったわけで、
社会にいいかんじで適合しちゃってますよっていう診断を受けてしまったわけで、
そんな俺がだね、果たして、ロマンチスト(正しくいうとロマンチシスト)と名乗っていいのかっていう問題。

性格診断によれば、俺、かなり快活&健康的な男ですからね。
「屈折」とか「生き難い」とかそういうのとはまるで縁がない。
鬱とか引きこもりとか、ありえないっすよ。
そんなもん、腕立てとプロテイン一気飲みでぶっとばしちゃいますよ。
心も体もすこぶる健康。狂気なんぞ微塵もない。
そんな俺。
ロマンチスト?
どうでしょう。

で、たまたま最近読んだ本にですね、
「ロマンティックな狂気は存在するか」っていう精神科医の人が書いた本がありまして、そこにこう書いてあったですよ。
「彼ら狂人たちの発想は非常識で非現実的ではあるが、(中略)陳腐でチープな思いつきでしかない。現実に立脚しない詰めの甘さによって、キッチュな味わいすら欠ける」と。

つまり、ロマンティックであることと、精神に異常をきたしていることはちがうというわけですよ。それは単なる脳みその生化学的異常だかんね。優れた想像力によってもたらされたものではない。
実際は、狂気は狂気にすぎず、そこから生まれる想像はロマンティックの度合いとしては低い。むしろ、健全な精神にこそロマンティックは宿る。
(このロマンティックというのは創造的であるという意味でのクリエイティヴって言葉に置き換えてもいいと思います。)

でまあちょっと乱暴な展開ではあると思うんだけど、精神の特異性でもってロマンチストかそうでないかを判断するのはできないってことは、そこから生まれる性格とか特徴とか志向とかアイデンティティでもって、「変わりもん」とか「かぶいてる」とかいわれてしまう人の発想がロマンティックな傾向にあるというのもまたいえないわけです。
ですから、別に俺は精神を病んでないし、奇異な性格ではないけど、充分にロマンチストを語れるってことになります。

余談ですが、協調性がないとか、変わってるとか、社会不適合者であるとか、ああいう悲しいことを自称する人がいますが、きまって嬉しそうに言うのはなぜか。
それから、世間は、どうもアートとかそういう創造的なことをする人に甘いとことがありますよね。どんな奇行をしでかしても、あいつ、アートやってっから、クリエイティヴバリバリだから、みたいなふうに許したりする。
あれはおかしいっすよ。完全に間違い。関係ねえぜ、そんなもんは。あまったれんじゃねえぞこら。なめんなよてめえ。ツラかせや。タイマンでケリだべ。

取り乱しました。

さて、ロマンチストについて語った一方で、今度は会計学。
会計学のイメージはどうか。
前述したように、地味で堅いって思うでしょうよ。
実際、会計学やってますなんていうと、大抵の人は、退屈な野郎だなあって顔で俺をみます。
先日も会計学専攻の人間だけ集めてパーチーをしてみたんだけどね、
全く関係ない友人を誘ってみたところ、「堅物ばかりでつまんなそう」と一蹴されました。
これが、アートとかね、フィルムとかね、フォトとかね、そういうことをやってます、となるとウケがいいんだよな。
NYっぽい。素敵!ってことになる。クール!ヒップ!オサレ!ってことになる。
でもはたして、彼らが俺よりロマンティックおよびクリエイティヴであるかどうかっていったら、これ、あなた、わかりませんよね。

だって、前述したように個人の内的および外的特徴、さらにはアイデンティティでもってロマンチストか否かを判断できない。(クリエイティヴしかり)
ならば、何をもってロマンチストとするか。
これはもう純粋に空想・夢想の度合いとそのクオリティによって決まるっていうことになりますよね。
同じく、クリエイティヴかってことになれば、その個人が創造した作品とかアイデアのクオリティから純粋に決められなければなりませんよね。
つまり、クリエイティヴなことを勉強していれば創造力溢れる人間かっていったら必ずしもそうじゃないっすよ。
他にも、ロモのカメラ持ち歩いてたり、ギャルソンのスーツ着てたり、ベレー帽被ってパイプ咥えてたり(ま、それは古い発想ですけど)、そうしてる人がクリエイティヴな感性を持っているかっていったらそうとはいえないっす。
リンチの映画が好きだ、バウハウスのデザインが好きだ、シカゴシーンにおける音響派ポストロック(これは微妙に古いですね)が好きだっていったところで、やっぱりその人の創造力なんてわかりゃしないっす。そんな個人情報は無意味なんす。
結局、彼らのつくりだしたものから判断しないことにはわからない。
空想・夢想を吐き出させなければ、そのロマンティック具合などわかりゃしない。

それから逆に、俺は全くフツーな外見(たぶん)をしていて、趣味はまあ多いほうだけどその加減は人並み(たぶんな)、性格は診断どおりならばいたって健全、それでもって全然ロマンティックじゃない学問をしている。
でも、ロマンティックじゃないとはいえない。クリエイティヴじゃないとはいえない。
それは俺の空想・夢想、それを文章化したものを読んでみてこそ、はじめてわかるっすよ。
それで誰かが、「ま、このひとってば、最高にロマンチストさん。いかす」ってなったならば、俺はロマンチストっていえるっすよ。

だからよお、何が言いたいかっつうと、
ロマンティックな会計学専攻は存在しうるってことっすよ。

で、それがどうしたって話になってくるんだけど、
今回はちょっとまとまらないので、次回に。
俺、次回の俺に期待です。


あ。今日、アート関係に強いヒップな本屋さんに行ったんだけど、
そこで世界の坂本ドラゴンワンさんをみたよ。
さりげなく隣に並んで雑誌読んでみた。イエーイ。

yujing

投稿者 hospital : 22:36